2009年6月17日水曜日

きょうもできました!!







今日も楽しい、一日だった。

実は、わたし、先日より展覧会開催中は
ARK2階のギャラリー遊星社の担当に。
現在は、曽田耕さんの靴鞄展を開催中。
いままで下のお店を主に担当していたので、
展覧会は慣れない仕事だけど
コウさんの助けもあって、
連日、楽しく過させてもらっている。
そんな今回の会期も折り返し地点に。

楽しい日々が過ぎるのは、いつにもまして
あっというまだ。


東京・浅草で製作をしているコウさんは、
何から何まで、全部一人で製作している。
1分1秒も貴重な時間。
東京で、たとえ近くにいても、会うことも
なかなか難しいコウさん。
コウさんのあいた時間をもらえる人はラッキー!
なかなか、至難の業なのである。
この期間中、ここに来れば
コウさんに会えるとあって、
コウさんの作品をご愛好くださるお客さま以外にも
連日、友人知人の方々も、代わる代わる来訪。
皆さん遠くまで足を運んでくださり有難い。
初めてコウさんの作品を目にし、
手にとってくださるお客さまも、
とても興味をもってくれる。
ミシンを踏んだり、革を切ったり貼ったり
ハサミをジョキジョキ・・
作業をすすめるコウさんとのお話もはずむ。


友人、知人の方々にも、作り方を
丁寧に説明してくれて、相手の
・・・???・・・
と曇った顔をみると
説明するより、早くて簡単!と
またまた、ミシンを踏んだり、
カナヅチ片手に実演してくれるコウさん。
・・・ああ!なるほど!!・・・
と、みんなニッコリ。

そんなみんなの楽しそうな笑顔を見れるだけで
私も、嬉しい。
コウさん、鞄が少なくなってきましたね。
コウさん、靴もサイズがなくなっちゃったね。
と、お願いしようと思っていたら、
「できたよ」
「あら!すてき!」


だれもいなくなっても、窓際の明るいところで、
連日、鞄に靴にと日々、製作。
新しいものを足してくれる。

今日も、そんないつものように過していたとき、
コウさんのお姉さんがお友達と、東京から。
弟・コウさんの説明を聞きながら、
窓際の作業場がワークショップ会場に早代わり。
コウ先生の説明のもと、お姉さんが
裁ち落としの革をペタペタ張り合わせ
鞄を作り始めた。
とても楽しそう。
あっというまに、完成!
次は、どんなのが完成するのかな。
毎日、楽しみでしかたがない。


明日もまた。
きっと、すてき。

2009年6月14日日曜日

あっというまの2週間




前回の日記から、あっという間に時間がすぎた。
その間も、いろんな出会いがあり、
新しい仲間も。
もう少し、日々に余裕をもって、
そんな仲間のことを、少しでもここで紹介したいと
反省。


昨日から、曽田耕さんの展示も始まった。
お店に立つようになってからは
コウさんとお店との窓口をしている。
もう、何年になるのかな・・
コウさんとは、お互いに一番やりやすい方法を
いつも話しながら、相互にとって
少しでもストレスが生じない方法を探している。
それは、大人気の作家さんであるコウさんの
窓口として、私が一番やるべきこと。
ストレスなく作ってもらうことが、
お客さまにとって、結果一番いいお届け方法になる。


コウさんは、曲がったことの嫌いな
一本の筋の通った男気のある人。
自分の思いも、思ったとおりに話してくれるので
やりやすいし、ありがたい。
構造、作業効率、そのつくり方、
物を創るときにも、何事にも納得して
それを自分の中に一番の状態になるまで、
納得ゆくまで、考える。
作品の自由さも、そんな深さがあるから
成立している。
あの個性あふれる作品は、実は、
かなりきめ細やかな組み立ての中から
生まれている
コウさんにしかできない仕事。
今年の展示は、コウさんのそんな一面を
少しでもお客さまにもみてもらいたくって
会場での、作品制作をお願いした。
コウさんも、快く引き受けてくれた。

コウさんの作る姿に、お客さまも皆、
興味津々。
自然とお客さまとお話が始まり、
距離が縮まる。
隣で見ていて、とてもいいなと、
うれしくなる。

トンカントンカントンカンカン
会場で聞こえる、製作の音が
楽しく、心地よく響いている。
明日は何を作ってくれるかな。

2009年6月5日金曜日

もりだくさんの一週間・その1







今週はいつにもまして、あっという間に
めまぐるしく過ぎた一週間。
いろんな出来事が、どれもこれも
忘れられないほどに、ビビッドに心に響く。
なんだか、いろいろに感動した一週間。

まず、お休みの金曜日。
益子の自然・生態系に詳しい
陶芸家の若杉集さんの案内で、
スタッフみんなと共に、益子の山へ入る。
この山は、日本で生息できる
植物、生物の南北限。共存する、交わる場所。
栃木でもとても珍しいだけではなく
日本でも、益子だけ、しかもそこだけに
生息する本当に珍しい貴重な植生をもつ。

益子の里山の恵み。
益子という場所が、植生物の生態系を語る上で
学術的にも本当に奥深い場所だということを
改めて知る。

歩きながら、自然のもつ力や豊かさ、恵みに感動する。
だけど、それよりも、問題視されている地球規模での
温暖化の問題が、こんなに身近に。
そして、この山の今後。これからのここ、地球のこと。
いろいろ考えさせられた。
この一日のことは、もう少し自分の中で
噛み砕いて、そして、ゆっくり考えてゆきたいと思う。

自分の住まう、手に届く、身近にある自然のことを
こんなにまでも、まったく知らずに過していたと
改めて思い、損をしていた気がしながらも
今後は、それを知って山を歩けることに
カンシャして、心が躍った。

草花、木々、とても詳しく、わかりやすく
楽しく案内くださった若杉さん。
そしてもう一人のガイドの阿久津さん。
本当に有難うございました。
山の澄んだ空気と、風と唄う鳥の声
深くて力強い緑の大木に、ゲンキをもらう。
心も体も充実した、大満足の一日。
そして、その次の土曜日も、
特別な夜。
魂がしびれるような、唄声と
心が澄わたる、ピアノの音色・・・・

続きは、また。