2010年1月27日水曜日

おおきなけつだん・その2


朝、8時入りの職人さんたちの作業も
ひと休み。一段落。
丘の上の工事が、いったん終了。


昨年末までRECODEという名で
OPENしていた建物をいったん閉じての大改修。
RECODEと呼ばれた建物は、
来る2月1日から「山の食堂」と名前も、変わる。
名前も、ということは、中身ももちろん。



スターネットはOPENして、13年になる。
その間、下の建物でカフェ・レストランとして
常に、メニューも、カタチも変化しながら
皆様にご利用、ご愛顧いただいた。

13年間愛された、スターネットキッチン
としての営業は、今月末で終了。
そして、一日も休むことなく、
翌日、2月1日(月)には丘の上にて、
「山の食堂」として
装いを新たにOPENする。


今週は、改修にともない、
順々にお引越しをしながらの営業。
朝から、職人さんの手も借りて
男性陣が冷蔵庫、本棚を移動。
客席も、キッチンもすっきり。
メニューも絞ってカジュアルな
いままでよりも簡素な形態での営業となったが
せっかく来たのに・・という声も聞こえず
お客様も、いつもと違う感じを楽しんで
くださっていたようにも見えた。
寛大なお客様、本当に有難い。感謝。


でも、なぜ?
なぜいま?
なぜ?こういうことへ??
と、下のキッチンをご利用くださっている方々は
???とお思いの方も多いでしょう。


答えは、
必要な、手当だから。
手当てが必要だから。

突然に決まったわけではない。
秋に土祭・ヒジサイを行った。
それを終える時には、馬場の中で
明確になった。
これからのスターネットにとって必要なこと。
私たちにとっても、とても大事なこと。
みんなにとっても、きっと大切なこと。
これからの未来にとって、かけがえのないこと。


よりシンプルに、よりビビットに。
そして、強く。
思いを形にするために。


大きな大きな決断。
でも、必要なこと。
だから馬場は、決断した。


迷いなく。明確に。
思いを形にするために。
気づいたことは、その時に・・・

THAT'S ALL


2010年1月25日月曜日

凛として、美しくて・・・











改装日記は、ひと休み。


先日、夜行バスでの往復、トンボ帰りで
実家へ戻る。
実家は奈良なのだけれど、
帰りは必ず、京都からバスに乗る。
今回も、メデタク!夜のバスを待つまでに
時間が取れた。
セッセセッセと急ぎ足・・・。

大好きな、そして尊敬する
素敵な女性に会うために。
素敵な女性とは・・・。
京都・今出川にて韓国喫茶・李青(リセイ)を営む
鄭 玲姫さん。
鄭さんは、馬場の古くからの知人でもあり、
本当に愛情あふれる素敵な女性。
ゆったりと落ち着く店内。
鄭さんが、厳選した主に李朝時代の骨董品も、
決して高価なものばかりではなく、
庶民が日常的に使った跡が残るものであり、
欠けていたりもする。
そんな、人の手が入った、日用品をあえて選ぶ眼。

奥の大きな窓に眼をむけると、
あえて手入れをし過ぎず、
「いいかんじ」に抛られた、小さな庭の小さな水池に
ちょっとおデブちゃんの鳥たちが集い
この日は、おいしそうにお庭の柿を食べていた。
どこをみても、飾り過ぎない鄭さんの
お人柄そのままだ。
韓国の薬湯や、手作りのお菓子。
そして、10種類以上の新鮮なお野菜がたっぷり入った
大人気のビビンパどれも美味しい。
厨房に立つ、エプロン姿の鄭さんが、
またなんとも素敵なのだ。

いつも、凛としている鄭さん。
厳しくもあり、そして柔らかな物腰、
朗らかで、さっぱりしていて、
優しく大きな愛でみんなを受け入れてくれる。
お店に足を運ぶお客さんは
みんな、鄭さんに会いに来ている。
鄭さんのような凛とした、
素敵な女性になれるようにと、
お会いした、その時には強く思う
・・・のだけれど。

今回も、いろんなお話をしてくださって
とても楽しいひととき。
心温まるおもてなし。
後ろ髪を引かれながらも、
お店を、楽しい時間を、後にする。


その後、バスまで
まだ少し時間があったので
先日までの展覧会で、日野明子さんに揃えてもらった
職人さんの台所道具の中の、
京都にて、打ち出しの銅やアルミのお鍋などを製作する
職人さんのショールーム(お店)にお邪魔した。

ズラリとならぶ、お鍋や道具が
またもや凛としたたたずまいで、
潔く、すばらしい手仕事にノックアウト。
自分で使ったものでなければ、
うまく紹介、販売できない、を理由に
自分のおうちの手持ちの道具を思いながら
持っていると便利そうな
・ ・ ・ ・ ・を、
購入した。


凛として、美しい・・ とは
ああ、なんとも素敵。
私も、少しはそんな風になれるように・・・と
強く思いながら、バスに乗る。


そうそう、戻ると必ず
家の隣の神社の白龍様にも、会いに行く。
そういえば、白龍様も、こわいほどに
いつも、凛としているのだな。

2010年1月23日土曜日

おおきなけつだん・その1




今年、スターネットは大きく変わる。
でも、それは、
変わらぬことをするための変化でもある。


いつも来てくださるお客様には、
え?また!
今度はどんな風に??と聞かれ、
皆さんとても楽しみにして下さっている。


そう、また?!と言われるほどに
スターネットはいつも、どこかに手を加えている。


それは、馬場がよく言う
「日々、手当てを施すことが、大病にならない秘訣」
という事につながる。
気づいたところ、気になるところに
手を当てる。手当てする。
日々、違和感に耳を傾け、感じ、
常に、手当てをする。
そうすることで、空気がよどまず
場所が活性し、人も生き生きする。
いろんな事の可能性も拡がってゆく。



今回の工事は、棚を設置する、といった
簡単な事ではなく、もっと大幅な工事だ。
馬場の思い切った決断。


でも、それが、いまのスターネットにとって
すべきこと。
そして、これからのために、
必要なこと。
大きな決断。

毎朝、8時に職人さん、大工さんが集まる・・・
・・・・・ 続く ・・・・・

2010年1月16日土曜日

ことしもどうぞよろしく。











小正月も過ぎ・・ずいぶん遅い新年のご挨拶。


更新も、すっかり後手にまわっておりますが
本年もお付き合いのほど、
どうぞよろしくおねがいいたします。


寒い、益子の冬。
寒がりで、みんなに笑われるほどの
着込みようの私だけど、でも、
静かで、空気の澄んだ益子の冬は
嫌いではない。


このところ、また朝のお散歩をしている。
霜が降りてあたり一面真っ白だったり、
朝霧の中、すぐ目の前が見えないくらい
真っ白だったり、
池には氷がうっすらと張って、ずいぶん向こうまで
水面が真っ白、そして、吐く息も真っ白。



新年が明けて、こんな風に、
いろんな物が白い感じは
心もそうありたいと、毎年思う。


お散歩の帰りの時間には、
職人さん、大工さんが到着。
囲炉裏に火が入り、仕事が始まる。
そう、またいろんなことが変わるのです。
年末から、職人さんが入り工事をしてくれている。
2月には、また新たに。
そして、3月にはさらに。
何が??どこがどのように変わるのか??
・・・知りたいでしょ。



これから、完成まで、現場進行報告日記を
更新したいと思います。


今年も、スターネットは変わり続けます。
昨日と今日が違うように
明日の一日が、今日よりも
少しでもよき一日であるために。