2010年1月25日月曜日

凛として、美しくて・・・











改装日記は、ひと休み。


先日、夜行バスでの往復、トンボ帰りで
実家へ戻る。
実家は奈良なのだけれど、
帰りは必ず、京都からバスに乗る。
今回も、メデタク!夜のバスを待つまでに
時間が取れた。
セッセセッセと急ぎ足・・・。

大好きな、そして尊敬する
素敵な女性に会うために。
素敵な女性とは・・・。
京都・今出川にて韓国喫茶・李青(リセイ)を営む
鄭 玲姫さん。
鄭さんは、馬場の古くからの知人でもあり、
本当に愛情あふれる素敵な女性。
ゆったりと落ち着く店内。
鄭さんが、厳選した主に李朝時代の骨董品も、
決して高価なものばかりではなく、
庶民が日常的に使った跡が残るものであり、
欠けていたりもする。
そんな、人の手が入った、日用品をあえて選ぶ眼。

奥の大きな窓に眼をむけると、
あえて手入れをし過ぎず、
「いいかんじ」に抛られた、小さな庭の小さな水池に
ちょっとおデブちゃんの鳥たちが集い
この日は、おいしそうにお庭の柿を食べていた。
どこをみても、飾り過ぎない鄭さんの
お人柄そのままだ。
韓国の薬湯や、手作りのお菓子。
そして、10種類以上の新鮮なお野菜がたっぷり入った
大人気のビビンパどれも美味しい。
厨房に立つ、エプロン姿の鄭さんが、
またなんとも素敵なのだ。

いつも、凛としている鄭さん。
厳しくもあり、そして柔らかな物腰、
朗らかで、さっぱりしていて、
優しく大きな愛でみんなを受け入れてくれる。
お店に足を運ぶお客さんは
みんな、鄭さんに会いに来ている。
鄭さんのような凛とした、
素敵な女性になれるようにと、
お会いした、その時には強く思う
・・・のだけれど。

今回も、いろんなお話をしてくださって
とても楽しいひととき。
心温まるおもてなし。
後ろ髪を引かれながらも、
お店を、楽しい時間を、後にする。


その後、バスまで
まだ少し時間があったので
先日までの展覧会で、日野明子さんに揃えてもらった
職人さんの台所道具の中の、
京都にて、打ち出しの銅やアルミのお鍋などを製作する
職人さんのショールーム(お店)にお邪魔した。

ズラリとならぶ、お鍋や道具が
またもや凛としたたたずまいで、
潔く、すばらしい手仕事にノックアウト。
自分で使ったものでなければ、
うまく紹介、販売できない、を理由に
自分のおうちの手持ちの道具を思いながら
持っていると便利そうな
・ ・ ・ ・ ・を、
購入した。


凛として、美しい・・ とは
ああ、なんとも素敵。
私も、少しはそんな風になれるように・・・と
強く思いながら、バスに乗る。


そうそう、戻ると必ず
家の隣の神社の白龍様にも、会いに行く。
そういえば、白龍様も、こわいほどに
いつも、凛としているのだな。

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