2010年9月26日日曜日

雨が笑う、雨が唄う、雨で根がつく






9月23日(木・祝)
土祭奉納演奏会・朝崎郁恵さんのライブ当日。
朝からの雨。
シトシト、シトシト。
いったん止んだかと思ったら
ザーザー、ザーザー。大雨。


お昼すぎても止まぬ、雨。
でも、みんな、ニコニコニコニコ。


土祭奉納演奏会。
そう、去年行われた土祭の根源は、
土地の神様を崇め祀り感謝を捧げる、
そんなお祀り事、お祭り事でもある。


今年は、この演奏会が、奉納の舞台となる。
祭事の前には、祈願をする。
舞台の成功へはもちろん、
この一年のお礼とこれからの一年の、無事に。
土地の神様を奉ることは、これからの一年にとって
重要なことでもある。
奉るとは、そういうこと。
四季を感じ、四季の恵みに感謝する。
そのことでもある。



お昼、2時。
土地の神様へ、感謝を捧げる。
氏神さまへお祈りをする。
宮司様をお呼びしての祈願祭。
ゴロゴロゴロゴロ。雷様も、参加。


午後、3時。
風がビュービュー。風神様も到来。
そのあとすぐに、さっきまでの大雨が、
落ち着いたシトシト雨に。
静かな雨音に、太鼓の音が鳴り響く。
静かにしたたる雨だれをバックに、
雨でいっそう深まった緑が、客席の目前に広がる。
その緑の森を背中に、朝崎さんが唄い始める。
舞台が始まる。

舞台の後ろの庭に、4本の青竹で囲いを作り
四方から縄を張り神様を祀る。
朝崎さんの唄声にあわせて、その青竹が揺れる。
静かに揺れたり、大きくうなるように揺れたり、
神様もともに唄う。


18時。外は真っ暗。雨はまだ止まず。
お昼間の深緑の森が、真っ暗な森に。
一番大きな木にライトを照らす。
木々に照らされるライトの灯りで、
雨にぬれた木々はギラギラひかりを放つ。
深い深い闇がいっそう、引き立つ。
セット完了。


19時。雨がシトシト、優しく音をうつ。
舞台はライトアップされ、客席からは、
真っ暗闇の中の大きな木、1本だけに灯りが照らされ
幻想的な空間が広がる。


静かで、暗く、そして清らかな空気の森に
太鼓の音が、鳴り響く。
アアウァ〜〜ア〜ァ〜♪♫


神様も喜ぶ。
私たちの心も揺さぶる、
朝崎さんの声。唄。


あっという間の1時間、終わる頃には
雨はすっかり止んでいた。
すばらしい、神様の演出。


演奏会の後、祭事の後の感謝をささげる、分かち合う
直会(ナオライ)も執り行う。
朝崎さんを中心に、仲間や関係者が集う。
楽しく、にぎやかな時間。
すばらしい仲間、みんなの笑顔がとても素敵。

一年に一度の、集まり。
今年も、こういう機会ができて
みんなの素敵な笑顔に会えて。
とても、嬉しく楽しい時間。
遠くから、お忙しいなか、皆さん
ご参加くださって有難うございました。



朝崎センセイ。
すばらしい唄を、有難うございました。
また、たくさんの元気を頂きました。
感謝しきれぬほどに、感謝です。
そして、お帰りになられてすぐのお疲れのところ、
お電話もくださってありがとうございました。
とても、嬉しかったです。


あの雨の演出は、すばらしい神様からの贈り物だと
みんなが喜んだのだけれど、
センセイは、あの雨が、
神様の祝福だとお話くださいました。
雨・水が、土・土地に降ることは
神様からの恵みであり、その水・雨によって根がつく
「ウチコミ」といって、
その土地に根付くといわれ
祭事の雨は、恵みの雨なのですよ、と。
スターネットが、益子の土地にますます根付くという、
神様からの祝福なのだなと思いながら、
唄いながら嬉しく思っていたのよ。
最後には雨も上がってたでしょ〜
と笑ってお話しくださったこと
馬場へも伝えます。
馬場も、喜ぶと思います。



朝崎センセイ。
また来年も、益子の神様に
唄を捧げにいらしてくださいね。

その日まで、センセイの唄を、
いつも流しながら元気に過ごします。
センセイも、益々、お元気に素敵な唄を、
奇跡の唄を皆様へお届けくださいますことを
ここで、祈っています。


センセイが、益子のことをいつも思っているよと
おっしゃってくださること、
思いながら、感謝しながら。


すっかり、秋ですね。




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