2010年2月11日木曜日

Thank you for coming・・・




夕方からの雨が霙に。
そして、雪に。


お昼過ぎ、誰よりも寒そうにしながらも
白い雪を楽しみにしていた
遠く国の仲間が来店。

ほとんど雪を見ることがない
遠い所からのお客様。
アメリカから。

そのお客様とは・・・
アダム・シルヴァーマン。
とても穏やかで、静かで、優しいジェントルマン。
とても、すてきな人。
すばらしい、陶芸家、そして、
すばらしいプロデューサーでもある。


現在は、彼自身の作品作りだけでなく、
ヒースポッテリーという、ロスの由緒歴史のある
窯元のスタジオディレクター、
プロデューサーも務めている。
アダムとは、2年前、スターネットで展覧会を
開催して以降、交流が続いている。

色と形と、質感と・・・
彼の作る焼き物は、本当に独特だ。
そして、いつも変化している。
私が、一番多く彼の焼き物を見る機会を得たのは、
もちろん、
2年前に展示をしてもらった時なのだけど
その前に見た時と、その時、その後、
変わり続けている。
もちろん、よい意味で。
驚いてしまう。
そんな印象がとっても強い。


そして、今日、1点見せてもらった。
手に取ると、またまた違っている。
いつも、違う。
それは簡単そうでいて、
そんなことはまったくない。
きっと、その逆。
彼の柔軟な変化に、驚く。
いろんな要素をとても柔軟に受け入れ、
彼のフィルターを通すことにより
また彼独自の、独特のものになる。
それはそれは、
すごいことだ、すごいひとだ。


今回は、東京・千駄ヶ谷にあるプレイマウンテンでの
13日からの個展の為に来日。
開催の期間前に、時間を作って
スターネットによってくれた。
馬場ともゆっくり話をしてもらえ、よかった。
短い滞在だったけれど、益子の友人、
そして笠間の作家さん額賀章夫さんとも会えて
アダムは嬉しそうで、充実した感じだった。

アダムの2年前の展示では、額賀さんと
場所違いで同時開催してもらった。
その際に、2人は会期が重なった作家同士という域を超え、
友情が生まれ、以降、額賀さんとアダムの間には、
ものづくりを介しての深い友情が育まれている。
とても、とても嬉しいことだ。

今回の東京・プレイマウンテンでの
個展の会期は2月13日(土)〜24(水)まで。

タイトルは「HOLD IT」
手にしてみて。という意味。
わたしの中での勝手な印象として

「HOLD IT」

気軽に「手に取ってみて!」という
ニュアンスはもちろんだけど、
それ以上に、
「そして、それを、大事に。」
というアダムからの心のこもったメッセージ。
すばらしい、とてもすてきなタイトルだと思った。

日本で彼のすばらしい多くの作品を見られる機会は
なかなかないので、お近くの方や、
ご興味をお持ちの方は、この機会に、ぜひ。
詳しくは、プレイマウンテンのHPへどうぞ。



アダムも、そしてアヤさんも
久しぶりの、益子。久しぶりの、再会。
でも、そんな気がしないから不思議だ。

歓談もアヤさんの明瞭的確なすばらしい通訳のもと。
アダムの大切な友人・ご近所のセキザワさんも
来てくださって、馬場と5人で
2時間弱、ゆっくりと楽しくお話。
楽しい、楽しい有意義な時間だった。

実は、今年、アダムとスターネットと
双方のスケジュールの都合があわず
展示開催が実現できなかった。


また、いつか、実現できればと
改めて、強く思う。そう願う。
思う、願う、いや、叶うと念じる。
思わねば、何も起こり得ない。
思いは、叶う。
叶える。

思いを形にする。
きっと楽しいに違いない。
楽しみながら。


Keeping touch!
ByeBye !!
MATANE !!!


雨が霙に、そして雪に。
きっとアダムが
みたい、みたいと、
念じたから。

0 件のコメント:

コメントを投稿