2009年4月22日水曜日

虹よりも深い、虹







今日は曇り、夕方からの雨。
お店に深い深い、虹のようにカラフルな色が届いた。
届けてくれたのは、マキマロさん。

マキマロさんは自分たちの周りにある草木や、
自然の恵みを頂いて、絵の具のように色を創り、
色を重ねる。
今回は色とりどりのパンツにスカーフ、そしてバッグ。
たくさんたくさん届けてくれた。

マキマロさんとは、数ヶ月前に初めてお会いした。
西村昌広さんと、麻記さん、ご夫婦。
奥さまのマキさんと、旦那さまのマロさん。
それで、「マキマロ」
主に、奥さまのマキさんが染めた布などを
旦那さまのマロさんがミシンでダダダ・・・

初めてお会いしたときのおふたりの
まっすぐなキラキラした瞳と、
自分たちの世界をしっかり持っていたことが
とにかく、印象的だった。
そのあとすぐ、マキマロご家族はメキシコを中心に
南米を巡る数ヶ月の旅に出た。
古代から続く、染めや織を手に触れ、学び、
自分たちへ異血を注入し、あらたな世界を生み出すため。
楽しく充実した旅から、先日帰国。
素晴らしいものや、人たちと出会えたのが、
話をしなくても伝わってきた。
以前よりもイキイキしていて、キラキラしていた。
自分たちの進む道がますます明確になり、
このままで、間違いないんだ。突き進もう。
と、確かめられたのだろう。
馬場と共に、お土産話をうかがって、
わたしも、すごく、ゲンキをもらった。
「わたしたちは、草木染をしているけれど、
本来の「草木染」というイメージを覆したい。
ただ、自分たちは色が好きで、
自分たちの好みの色をだせるから、
いろんな色を出したいから、草木を使っているだけ」
マキさんの強いまなざしが心に響く。
自分たちの好きな世界が、そこにある。
そんなひとたちと、共にいられることがただただ嬉しい。

お庭で採れたハッサクでつくってくれた
マキさんお手製のマーマレードと
グァテマラの織の先生がつくった
手作りチョコを手土産に。
それらも、とってもとっても、可愛く、おいしい。
でも、ただただおいしいだけではない。
優しく、強い。
そこには、彼女の、二人の世界が。
とってもマキマロさんらしくって。
だから、おいしい。


心がよろこんだ、雨の夕方。

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