2009年4月18日土曜日

ひさしぶりのおでかけ





お休みの金曜日。あいにくのお天気。そして、少し肌寒い。
今日は、久しぶりに都会へおでかけ。
お弁当に朝からサンドウィッチを作る。


お休みもめったに益子から出ない。
何か理由をつくらないと、自分から東京までは出かけない。
休日はここで、ただただゆっくりのんびり、
本を読んだり、繕ったり、好きな映画をみたりしているのが
とても平和で幸せなのだ。
でも、たまに東京には出かけないと、とも思っている。
それは、東京にも大好きな人たちがいっぱいいて
益子に、お店に来てもらうばかりだけど、
こちらからも時々会いに行きたいと、強く思う。


今日の目的地は、浅草、谷中。
浅草には靴作家の曽田耕さんの工房がある。
大人気のコウさんの作品。
一枚の革から思いもよらぬアイデアで作られた靴、鞄。
裁ち落としの残革を、思いのままに、気の向くままに、
つなぎ合わせて組み合わせた、カラフルで個性豊かな靴、鞄。

展覧会や常設の商品仕入れへの打ち合わせを口実に
時々、コウさんの工房にお邪魔し、 楽しい時間を過ごさせて頂いている。
今回は、6月に控えた展覧会の打ち合わせ。
良い展示にしたい。それは、作家さんも我々も当然。
楽しい展示にしたい。すべてがハッピーになるような。
今回も、コウさんに楽しんでもらいたいと、強く思う。
そのための準備。

コウさんと、奥様と、3人でいろんなお話をして、
おいしいお茶とおやつも頂戴し、しあわせ。
ごちそうさまでした!
展覧会もすごく、面白い時間になりそうな予感。
コウさん、楽しい時間になりそうですね!
楽しんで作ってくださいね!!
温かく楽しいひと時に後ろ髪を引かれながら
「お邪魔しました~」


その後、バスで谷中まで。
谷中には、靴製造nakamuraさんのお店がある。
靴製造nakamura とは、もともと登山靴メーカーに
お勤めされていたナカムラご夫妻が、
最初から最後まで自分たちでミシンを踏んで作っていて、
仕事への責任感と、その真摯な取り組みは
本当に力強く、頼りになる職人さんだ。
シンプルで、カジュアルだけど洗練されたタフで履きこめる靴。
そして、質実剛健という言葉が浮かぶ、使い込むほどに
力強さが増し、味わい深くなる、この上なくシンプルな鞄。
谷中のお店は、いつも奥様の民さんがお店番をしている。
お店でミシンを踏みながら、実に気持ちの良い接客をしてくれる。
こんなに気持ちの良い接客・・・
何がそんなに気持ちがよいのか、と考えた事がある。
それは、自分たちが作っている物への、プライドはもちろん
責任に対して、惜しみがない。
素晴らしいと、こうありたいと、本当に、いつも、頭が下がる。

今夜も夕食を共に。お仕事を超えていろいろお話。
笑って食べて笑って笑って。
民さんとも、いつも本当に楽しい時間を過ごさせてもらう。
ありがとうね、民さん。
また、テンペ食べようね。

益子に戻って、お店に立って。
コウさんとnakamuraさんの作った物をみる。

楽しい時間が、そこにある。
素敵な笑顔を、思い出す。


1 件のコメント:

  1. 耕さんのサンダル愛用者です。

    どんどん味がしみだしています。
    あのサンダルを履いているだけで
    スターネットの空気を感じることができるので
    何かにつけて履いています。

    又、早くスターネットに行きたいです。

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